三陸沿岸では社寺仏閣の位置を観察すると、過去の津波の傾向がよくわかります。
壊滅的な被害を面で受けている地域でも、お寺は被害を受けていないなどと言う事で気がつけます。
この北野神社も、過去何回かの津波の被害から免れていたと思われます。
画面下が河口付近。
赤い矢印が奇跡の松の位置になります。
津波は下から上に向かって遡上しています。
この写真からもわかりますが、北野神社付近は平地に対して突き出しています。
そして気仙川に面しています。
つまり、津波に残ったのが不思議に思える位置にあります。
この場所を訪れた事によって気がつけた事があります。
それは、「津波なんぞ」という強いメッセージです。
過去の津波被害でも、この周囲は相当な被害を出していたはず。
今回と同様の景色が数百年ごとに繰り返されています。
この杉は、もしかすると「植えられた」のではなく「残った」のかもしれません。
※正しい資料が揃った段階で書き換えます。